本を読みたくてたまらなくなり、東京駅から中央線快速に乗った。じっくり2時間、ようやくココロのゆとりを取り戻せた。後は温泉にでもつかってのんびりすればいい。一旦重たい荷物を置いて、すべてを解き放ってあげよう。
奥多摩駅に降り立ち、あてもなくぶらぶらとしているとキレイな河にたどり着いた。河岸にはまだ雪が残っている。河面に太陽が反射してキラキラと輝いていた。河の流れを見ていると飽きない。
歩いて15分ほどの所に「
もえぎの湯」があった。
リセットしよう。迷った時にいつもするように、今回もそうしよう。何を考え、どんな影響を受け、今ここまで歩んで来たのか?沢山の本を読み返し、音楽を聴き直し、写真を整理し直し。
こんなに大きな決断をするのは始めてかも知れない。
1月の空は清々しく晴れ渡り、でもちょっとだけ意地悪な眼を私に向けていた。本当にそれでいいの?と、何度も聞かれたような気がした。