my treasures

「♪ひさしぶりに来た銀座は少しだけ昔と違って見える♪」銀座に行くと必ず古内東子の銀座という曲が頭に流れる。この曲の影響か、銀座の印象というと夜、寒い冬、分厚いコート、マフラー、お店に入って暖かさにほっとする、に、なってしまった。しかもひとりで。昼間の銀座は他の街と何にも変わらない。チャンスセンターの行列、献血のお願い、団体の外国人観光客、ブランドショップの買い物袋を提げた半笑いの女性。かわって早朝の銀座は、閑散としていて気持ちいい。のんびり散歩しているお年寄りがなんともいい。博品館では時間をつぶせる。店の前で潜水艦のラジコンを実演販売していたが、試す勇気はいつもなかった。直久（なおきゅう）という店のとんさいラーメンはあっさりしていて、野菜たっぷりで美味。

ピークワンをポンピングしている時は、ヤツに話しかけてはならない。一生懸命仕事をしているから。圧倒的な火力を見せつけられながら、こちらはＥＰＩの電子ライターで簡単に着火。風情はないが、便利ではある。今から思えば原点はメタだった。ケースを開くとそのまま五徳になる可愛らしさがたまらなく良い。網は充分に熱するが、一気に食材を載せるのは粋じゃない。一品主義は肉より魚・貝。キツイ酒をあおりながら時間をゆったりと。炭火を見ているだけで、たまらなく心地良い。蚊取り線香は炎に投入すると鮮やかに踊りだす。普段はコツコツと地味な仕事をしている反動なのか。「♪透明〜人間。透明〜人間♪。透明人間、透明人間、透明人間♪。」隣のサイトでは見知らぬ子供たちが輪になって遊んでいる。何の遊びなのか？どうやって遊ぶのか？、気になる。どうしても気になる。殊更に気になる。質問したい衝動を抑えて大人らしくする事が難しい。薪のはぜる音、昼間は聞こえなかった森の音、酒が美味しい。酔いつぶれていいんだ。毎日毎日奇跡のように朝は訪れる。空気マクラの栓を開けると、宴の余韻が味わえる。空気マクラがないと、キャンプは終われない。

手入れの行き届いたきれいな芝生があり、ぼけ〜っとするには最高の場所です。飛鳥山公園は桜の名所として有名ですが、すぐ隣にある隠れた名園がこの渋沢庭園です。明治時代の企業家として有名な渋沢栄一氏の邸宅跡との説明がありますが、訪れる人も少なく、芝生広場の傍には白いチェアも置いてあり、ず〜っと何時間も本を読んだりしてました。目の前には本郷通りが通っていて、交通量はまあまあ多いですが、この庭園に入ると騒音・雑音はあまり聞こえてきませんので、ほんとにゆっくりできます。ここは是非ともおすすめ。

　　　
観光名所でもあり街のシンボルでもあるが、個人的にはとても強い思い入れがあり、何度でも行きたい場所。東京に遊びに行った時、暮らしていた時、何度も昇った。展望台の売店に模型が売っているが、あまり造りが良くなくて、もっと小ぶりでも良いので精密な模型が欲しいと思う。色んなおもちゃ屋さん・模型店を探しまわったけど、ありません。第２の東京タワーを浅草に作る構想がある？ようですが、是非とも現東京タワーのようにカッコイイデザインにして欲しいもんです。東京タワーの見えるところに住みたい！または働きたい！と思ってたけど、夢叶わずだった。

　　

日本橋の電気屋街（堺筋）から一本西に入った筋にあります。電気屋街の華々しさとは打って変わって、裏路地にひっそりと佇んでいて、さながら香港やバンコクの市場裏みたいな感じで、狭いスペースにいろんなお店がひしめいています。家電の店では中古のテレビが３，０００円位からずらっと並んでいて、その中でも多いのが、カラー１４型で薄い赤とグレーのツートンのモノ（古い定食屋によくあるヤツ）、もちろんチャンネルは手で回します。また、カーオーディオ専門店では外してきたままの状態で、山積みにされていたりします。そのすぐ並びに商店会があり、こちらもいろんな新品・中古を扱う店がたくさんあります。昔よく買ったのは古着のコート３００円とかジャケット２００円とか。でも最近で言う古着とは違い、オシャレでも何でもなく、普通のオッチャンが着ていた服（背広というのか）ばかりです。なかにはネームの刺繍の入ったモノも多くありました。買うかどうしようか迷ったモノにマイケルジャクソン風ジャンパーがありました。そうスリラーの頃に流行ったヤツです。確か５００円位だったような気がします。難波あたりに行かれる際には是非一度のぞいて見てください。何十年か前にタイムスリップできます。

８０年代の男性向け雑誌に出ていたミニコンポのコマーシャルです。なんと伝説のベーシスト、ジャコ・パストリアスが出ていました。日本でもかなりの奇行伝説がありますが、大人しく写真のコマに収まっている姿には、ちょっと違和感を感じます。

http://www.jacopastorius.com/

番組表を見てマルを付けるのが習慣だった。レコパル派ではなく、ＦＭステーション派。綴じ込みにあるｉｎｄｅｘを毎回きれいに切り抜いてためるという地味なことをやっていた。なかなかｉｎｄｅｘに登場しないアーティストの分は、白紙のものにワープロで作ったりとか。エアチェック命！で、ＴＤＫのＭＡ−Ｒという高級カセットをマスターテープにして番組丸どりで、気に入った曲は汎用のテープにダビングするというのがパターンだった。あと、レンタルレコードのはしりの時期で、毎週のように通ってた。ＬＰレコードを借りて歌詞カードをコピーする、と言ったことを繰り返して。でも所有欲に勝てずに、結局は中古レコードを買うはめになったりとか。

ＴＤＫのカセットテープに付いていたクーポンを集めて送ると、点数に応じて色んなグッズがもらえました。今から２０数年前にもらったモノです。オークションサイトを見てても登場しないので、価値を感じる人は居ないのかも。ブラスなので、すぐに錆びる（くすむ）し、ゴロゴロと揺れて使いにくいしで、送られてきたまま箱に入れてずっとしまいこんでました。サインスタンドは和室６畳を「それっぽい雰囲気」にしてくれるので、インテリアとして常時飾ってありました。いくつか持っていたので、一つだけは同じく箱入りでしまってありました。当時ＴＤＫのテープ「ＡＤシリーズ」は、かのスティービーワンダーがＣＭに出てました。ちなみにマクセルでは、ザ・モッズの皆さんが木にとまっているＣＭだったような。

オーディオにどっぷり浸かっていた当時のモノです。カセットテープにはめて（デッキのヘッドに当たる部分に）、早送り・巻き戻しをすると録音されている内容をきれいさっぱり消し去ってくれるというお役立ちグッズ。ただし、抵抗がかかりスピードが落ちるので１２０分テープとかだと、えらい時間が掛かってました。便利なモノがあるなと使ってましたが、今から思えばアナログの王道といった感です。ちなみに片面用と両面用があります。

自転車でぐるっと１周。中学生だったのでかなりの冒険だった。甲子園フェリーで志筑に着いて南淡のユース（まだあるのか？）までひたすら走る。陽が落ちてから福良湾でサビキ釣りをし、アジ・イワシがたくさん釣れた。翌日の朝飯で出してもらった。戦没者の慰霊碑（若人の広場）までの上り坂が難所で、アルミのドロップハンドルを引っぱりあげるたびにメキメキ・ミシミシと悲鳴をあげていた。郡家のお寺のユースではバタンキューで寝てしまい、海水浴もしない若者をご住職が訝しがっておられました。今から思うと、ママチャリからのランクアップでサイクリング車、と言うよりも、もっと遠くに行きたかったからシマダサイクル？　

聖地のような場所。頭の中がいっぱいになると、ふらっと。トロッコ列車で有名な場所になってしまったが、かつての少しばかり寂しい雰囲気が好きだった。亀岡からのルート（いつも迷っていた）はケモノの襲われそうな道ばかりで緊張しながら走る。アルコール燃料がカラー軍手に染みて燃え移ったのもこの場所だったか。

高層ビルや展望タワーが好きなのは、子供の頃からしょっちゅうこれを見ていたからかも知れない。以前は「変な建てもん」位にしか感じなかったけど、日常で目にするコトがなくなった今、たまに見るとその偉大さがとじわ〜っと効いてくる。青山・表参道にある岡本太郎記念館にも何度も足を運んだ。大人になってからとても興味がわいてきた。不思議なもんだ。またヤノベケンジ氏のサイトもお気に入り。