my treasures

鹿児島県出水市は鶴の町。
鶴というと寒い北のモノと思っていたが、
ここには毎年1万羽以上の鶴達が羽を降ろしにやってくる。

白くキレイな丹頂鶴はあまり見かけないみたいだけど、
田園風景に群れをなしている鶴達を見ると圧巻だ。
どこから来て、どこへ帰るのか分かっている鶴達は
さまよい続ける人間達よりも遥かに賢いかも知れない。

鼓の形をしたタワー。
上まで昇って夜景を見下ろすよりも
真下から見上げる方が昔から好きだった。
観光客くらいしか来ないような、少し寂れた昔の港の匂いが
たまらなくいい。
突堤の先にはまだ何もなく、車を岸壁につける事ができた。
今はキレイなホテルが建っている。
港めぐりの船の先には、にぎやかなレストラン街もできた。
便利になってキレイになった。
でも少しキレイすぎるのが寂しい。
灯りがすべて消えて、ヒトが居なくなる時間がちょうどいい。
やがて空が白んで来る頃の湿った感じの時間もいい。

オリエンタルエアブリッジというキャリアがあった。
知らなかったけど、長崎発で近隣の離島などを繋いでいるみたい。
壱岐・福江・対馬・鹿児島・上五島・小値賀といった島の方々には
短時間で九州に渡るための足になっている。
ここのHPでは現役のCAの方が、観光名所や穴場の紹介をしている。
その創りが素朴で、とても好感が持てる。
一度乗ってみたい。

種子島ではタバコの自動販売機で年齢認識装置の実験が行われている。
よって、種子島に行くのならカードを購入しておかなくてはならないようだ。
これがないと種子島内では成人であってもタバコを買うことはできないみたい。
この実験がうまくいくと、本土にも導入されるんだろうか？
自販機で買えなくなると、コンビニとかタバコ屋さんとか、対面で買うしかなくなる。
対面販売で未成年だからNG!と言われると買えなくなる。
だから購入機会が減って未成年者の喫煙者が減るということなんだろう。
あれやこれやと考えるモンです。

薩摩半島と大隅半島を結ぶ船は35分かけて垂水市まで連れて行ってくれる。
桜島を真横に見ながらのんびりと。

海の色は群青で、薩摩隼人の如く潔い。

船には軽食を出すお店があり、うどんやおにぎりをいただける。
かけうどんの上にカレーのルゥが乗って出てくる。
最初は、はしっこからかけうどんとして、そして逆サイドからカレーうどんとして。
2種類の味が楽しめる。
そういう意図で創られたんじゃないとは思うけど。

鯉のオブジェも古くなった。
大きなアクシデントがあってから、周りの様子は少し変わったけど
鯉は健在で居てくれる。
メリケンパークに来たんだなと、ホッとする。

鹿児島空港にあったホテル京セラの看板広告。
京セラがホテル事業までやっているとは知らなかった。
しかも設計は黒川 紀章氏とのこと。
さすがは日本発の世界企業。でも商用で訪れると、やはりこのホテルに宿泊することになるんだろうか？
あまりのんびりできないかも知れない。
ちなみに多くのファンを持つ京都のホテル「プリンセス」も
同社の持ちモノみたい。

開港から2週間、まだ見物客で込んでいる。
神戸の人は新しいモノ好きで、飽きっぽいとよく言われるが、
ここはデートスポットとして、定番コースになるんじゃないか？

メリケンパークやモザイクの景色は少し遠いのであまり見えないけど
空港自体に工夫が凝らしてある。

ポートライナーの改札を出て、チェックインカウンターまでは1分もかからない便利さ。

1F到着ロビーには、ごく普通にファミリーマートがあり、高い買い物をしなくて済む。

展望フロアの駐機場側には当然フェンスがあるけど、
写真撮影のために、ところどころフェンスに切れ目が入れてある。
そこからファインダーを覗くとフェンスの網目なしで写真が撮れる。

こぢんまりとした、おしゃれでいい空港だと思う。

空港内に足湯がある珍しい鹿児島溝辺。
国内線だけの地方空港と思いきや、立派に国際線も飛んでいる。
また離島と本土のハブにもなっている。
晴れていれば霧島がきれいだ。

100円入れてインターネットできる端末はたくさんあったけど、
できれば無線LANのSPOTが欲しい。

ゴールドカードとボーディングパスの提示でラウンジが無料で
利用できる。ここにはシャワーやマッサージ機も。ワンドリンク無料。